じぶんの地図
喫茶HIKARITOKAGE × やさしいエンディングノート
窓から光が差し込む、静かな午後。
ここで、ゆっくり書いていきましょう。
あなた自身を、ここに書き残しておきましょう。
あなたのための、地図です。
どこに向かうかじゃなくて、
今どこにいるかを知るための。
急がなくていいです。
一気に書かなくていいです。
正解もないし、間違いもない。
あなたが書いたことが、正解です。
父母のノートを選んだ方へ——
ここから先の「あなた」は、親御さんのことです。
できれば親御さんとおしゃべりしながら、一緒に書いてみてください。
「知ってる」と思っていたのに、
書こうとすると意外と出てこない。
それが面白いところです。
名前から始めるだけで、不思議と気持ちが落ち着いてきます。
「趣味は?」と聞かれると難しいけれど、
「好き」なら、すっと出てきます。
あなたが大切にしてきた言葉も、そういうものかもしれません。
第1章、書けましたか?
「こんなこと考えたことなかった」って思ったら、
それが正解です。
次は、あなたの毎日のことを聞かせてください。
いざというときに必要なことを、
一緒に整理していきましょう。
「当たり前」だと思っていたことが、
実はあなたらしさそのものだったりします。
毎朝のコーヒーも、散歩も、それがあなたの毎日です。
好きなお店のことも、残しておきましょう。
大げさじゃなくていい。毎日の暮らしの中に隠れている、
あなたの楽しみを書いてみましょう。
ペットも、大切な「家族」です。
第2章、書けましたか?
あなたの毎日が、少し鮮やかに見えてきましたか?
「当たり前の日々」を書いておくことが、
誰かへの一番のやさしさになります。
次は、デジタルまわりのことを整理していきましょう。
難しく考えなくて大丈夫。わかる範囲で書いておくだけで十分です。
現代の暮らしには、デジタルの「もしも」があります。
難しく考えなくて大丈夫。
知っておいてほしいことを、少しずつ書いておきましょう。
「もしも」のとき、誰かが困らないように
基本的なことだけ残しておきましょう。
「どうしてほしいか」を書いておくと、
残された人の負担がぐっと減ります。
解約してほしいものを、ここにメモしておきましょう。
「どこにまとめてあるか」だけ書いておくだけで十分です。
第3章、書けましたか?
「全部はわからない」で大丈夫。
「たぶんここにある」という情報だけでも、
残された人へのやさしさになります。
次は、これからのあなた自身のことを聞かせてください。
— KIKUそう思っています。
これからどう生きたいか、何をしたいか。
自分への約束を、ここに書いておきましょう。
書いてみると、意外と近くにあることに気づくかもしれません。
言葉にしたことはありますか?
ここで一度、正直に書いてみましょう。
第4章、書けましたか?
「やりたいこと」を書いた瞬間から、
もうそれは動き始めています。
次は少し大切な話をします。
でも怖くないから、ゆっくり読んでください。
「もしも」のことを書いておくのは、
自分のためであり、大切な人への贈り物です。
一度に全部書かなくていい。
今日書けるところだけで、大丈夫です。
名前と電話番号だけでも書いておくと、
まわりの人がとても助かります。
今のあなたの気持ちを書いておくだけで十分。
気持ちは変わっていい。そのたびに書き直せばいい。
ここに書いたことは、家族やお医者さんが話し合うときの、大切な手がかりになります。
「どこにあるか」を誰も知らない、ということが意外とよくあります。
大切なものの「ありか」だけ書いておきましょう。
このページは大切な情報が集まる場所。ノートの保管場所や見せる相手は、最後の章で決められます。
※ 暗証番号・パスワード・金庫の番号そのものは、ここには書かないでください。「ありか」だけで十分です。
第5章、書けましたか?
「もしも」のことを書いたあなたは、
とても勇気があります。
これを書いておくだけで、
まわりの人がどれだけ助かるか——
それを知っているあなたは、もう十分やさしい人です。
またいつでも戻ってこられます。
どう見送られたいか——それを書いておくのは、
残された人への最大のやさしさです。
すべての答えを出す必要はありません。
「こうだったらいいな」くらいの気持ちで、書いてみましょう。
どちらも正解。あなたらしい希望を、書いておきましょう。
「どうしてほしいか」だけ書いておけば、
あとは家族が考えてくれます。
思っているだけじゃ、誰にも伝わらない。
ここに書いておきましょう。
このノートは、遺言書ではありません。ここに書いた財産の希望には、法律上の効力はありません。
「これだけは確実にこうしたい」という財産の希望がある方は、別途「遺言書」の作成をご検討ください。書き方は、お近くの弁護士・司法書士などの専門家に相談できます。なお、書いた自筆の遺言書を法務局に預けられる「自筆証書遺言書保管制度」もあります(法務局は保管の手続き案内のみで、内容の相談はできません)。
このノートの役割は、あなたの「気持ち」を家族に伝えること。それは遺言書にはできない、このノートだけの仕事です。
第6章、書けましたか?
これは、このノートの中でいちばん「重い」ページです。
それを書いたあなたを、こころから称えたいです。
さあ、最後のページへ。
あなたの大切な人へ、言葉を届けましょう。
でも——書けたなら、それはきっと、
世界でいちばん大切な「贈り物」になります。
上手じゃなくていい。短くていい。
あなたの言葉で、大切な人へ届けましょう。
名前を呼びながら書くと、すっと言葉が出てきます。
友人にはあるかもしれません。
「元気でいてね」だけでも、十分です。
第7章、書けましたか?
書けた言葉も、書けなかった言葉も、
どちらも本物のあなたです。
ここまで来たあなたへ、
最後のページを開けてください。
全部書けた方も、少しだけ書いた方も、
ここを開いたすべての方へ。
このノートを書くのは、勇気がいることです。
「こんなこと考えたくない」と思いながら、
それでも開いてくれた——それだけで、十分です。
書いた言葉は、あなたの地図になります。
「わたしはこんな人間だった」
「こんなことが好きで、こう生きてきた」
それを残しておくことは、
誰かへの贈り物であり、自分への宝物です。
このノートは、何度でも書き直していい。
気持ちが変わったら、また開いてください。
喫茶HIKARITOKAGEは、いつでもここにあります。
あなたの地図が、完成しました。
これは終わりじゃない。
これからを楽しむための、
あなただけの地図です。
この地図は、あなたとともに育っていきます。
気持ちが変わったら、いつでも書き直してください。